事務所を こじらせて 死ぬ

なんとか 余生。

すばるくんの脱退を受け入れた理由

ここまでの葛藤と行き着いた感情を忘れないよう、傷口を抉りながら記し残す。
 
脱退なんて絶対に嘘だと思ってた。週刊誌のネタなんて根拠がないと、微塵も疑わなかった。事務所からの報告メールを受けた時、ようやく不安を抱いた。それでも絶対に違うと根拠のない確信があった。だけれども案の定の結末になった。久しぶりに、心の底から嫌だと思った。久しぶりに、覆しようのない結末になった。どうしようもないのに、どうしてか子供のようにいやだいやだと口から出てしまう。言わないと耐えられなかった。幼い子供のように駄々をこねてしまうことで、認めることを拒否していたのかもしれない。
 
いやいやという言葉を砕くと。【嘘でしょ、いやだ、現状じゃだめなの、渋谷さんは決めたことを曲げないだろうな、渋谷さんがいなくなったらエイトじゃなくなる、この先のコンサート行けるかな、フロントマンが消えたエイト見られる自信ないけど、そうなったファンを見るメンバーを見るのもつらい、エイト以上の存在になる渋谷さんの未来もあるけども、受け入れるしかないのかな、私が好きなものを渋谷さんは嫌いになったんだ。】このようになっていた。メモに残っていた文章で発表後12時間の心境。
 
雛の「袂を別つ」は引き金になった。
エイトのメンバーが欠ける時は、冗談ではなく「死んだとき」だと信じていた。死がメンバーを別つまで、エイトはずっと7人でアイドルを続けてくれるものだと。だが、そうではなかった。いつからか、気づかないあいだに夢が違った。共に並んで歩む人生は送れない。一緒に生きてはいけない。そう告げられたのがしんどすぎて泣いた。時たま、雛の言葉選びはしんどい。頼むから毎日シーセックスって笑って言っていてほしい。いや、何も言わなくて良いから毎日笑っていてほしい。

忠義の冷静さには救われた。私が同じ立場なら、ただ「どうして?」を繰り返す。答えが返ってきたとて、その返答を聞かなかった事にして、何度でも尋ねただろう。しかし忠義は、渋谷さんに聞きたかった事を冷静に、確実に聞いてくれていた。渋谷さんの発言を受けて、あれだけの言葉が紡げる忠義は、今までの人生、どんな言葉のやりとりをしてきたんだろう。きっと、正しく導いてくれる人と生きてきたのかな、とぼんやり思った。

これは誰も悪くない。
本人もメンバーも、事務所も悪くない。むしろ、これだけ綺麗に幕引きできるのは誇るべきことだ。望むことを、叶えられる環境に本人が至ったということ。これはとても素晴らしいこと。これが素晴らしくないなら、渋谷さんに夢を諦めさせ、私の望むエイトを演じ続けてもらうことが素晴らしいことなのか。そうではない。決して、そうではない。これは、良かったことだ。

私は周囲の人間と趣味の話をあまりしない。なので今回の件について自身の思いを口に出すこと機会がなかった。しかし、発表3日目の夜。実の母親と電話した際、声に出した感想が「本当やだぁ~~~~~~~~~~~~~~~~んも~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」の一言だけだった。その時、それ以上でも以下でもない、シンプルな思いはこの一言なんだろうと理解した。ファンでない母親は「あっぱれ」と言った。分かっている。この決断は、英断。

この脱退、誰が悪いのかを突き詰めれば私なのだろう。まるちゃんも言っていたけれど、好きすぎるせい。好きだから、遠くに行ってほしくない。声が聞こえなくなるのがいやだ。自分の知らない彼になってほしくない。自分勝手でしかない。
 
散々いやだいやだと言い続けて、脱退発表4日目の晩。つまりは今。ようやく渋谷さんの立場になって物事を考えた。今まで一度も脱退したいと言わなかったのはどうして。グループを大切にしてくれていたのはどうして。そこで、今までの渋谷さんは、自身よりファンの思いを尊重してくれていた、とても甘やかしてくれていたと気づく。渋谷さんがアイドルをしている間、ファンは死ぬほどに幸せにされていた。微塵も、脱退を感じさせないほどに。あの、渋谷すばるが、ギラギラな目をしながら「アイドルやってます」と名乗ってくれていたこと。これは、たくさんの人間の思惑のなか、ファンは死ぬほど渋谷さんに大事にされていた証だと思う。
 
もう十分幸せにしてもらった。今度はこの幸せを、本人に返す。引き止めたい、という気持ち僅かにのこるけど、それよりも大手を振って、脱退する未来を応援したい。今まで、幸せな夢を見せてくれて、本当にありがとうございました。夢があったことに気づけなくて申し訳ない。これからは渋谷さんの夢が叶うことを1番に祈っている。これからもエイトと渋谷さんのファンはやめないし、ずっと好きだ。
 
これから、1番在りたかった姿で1番歌いたかった歌を歌って、日本だけでなく海外進出して多くを得て、今以上のたくさんの人に見られてその歌を評価されて、いつかまた7人が一緒に音楽をする瞬間に立ち会えれば嬉しい。
 
この記事を書き終えて、初めて記者会見映像を見るつもりだ。もう嫌だというのは終わり、もう考えるのも終わり。本当にありがとうございました。これが今できる限りのanswerです。(大号泣)