事務所を こじらせて

大野担による「関ジャニ沼では何色に染まるか」の期末観察レポート

ダイジェスト。 

「いっけなーい!地獄地獄! 私、ジャニーズ事務所最大勢力のアラシック。純粋系!大野担!どこにでも居る至って普通のキモオタババァ!でもある時うっかり関ジャニ∞のコンサート十祭を視聴しちゃって、まさかのギャップにもう大変!しかもコンサートどころか、MVや特典映像、バラエティまでにも手を出しちゃって!?一体私、これからどうなっちゃうの〜!?!?!?」

 

 

 

 

どうにかなってしまった結果がこのザマです。

 

あれから、コンサート映像「JUKEBOX」完走、バラエティ番組(関ジャニクロニクル・関ジャム)の録画視聴、オタクの妄想を具現化した豊富過ぎるMV等パロディ映像視聴、アルバム等楽曲ダウンロード等々、そんな日々を過ごしていました。沼底から聞こえてくる「エイトはいいぞ」という言葉には、ただただ「そうでしょうね!!!!!」と泣きながら答えていました。もはや怒号です。存じております、だって私がこんなことになってしまったじゃないですか。ジャニヲタの暴力という名の布教。大勢の人間が私のことをシュワちゃんよろしく、アツアツの溶鉱炉に沈めようとしてきました。私は未来から来たアンドロイドでもないですし、毎日充電期間みたいな人間なので、親指立てて沈みこんでいくことなんてできず、「関ジャニ?ぜっぜぜぜんぜんぜ、全然、沼じゃ、ななななないですし」と答えていました。

 

 

…でも。

 

私もオタクの端くれとして、ブログにて経過報告を残している以上は、「この人が好きです」と最終報告で完結させるつもりです。

 

私事である持病の話をするのは、大変気が引けるのですが。私は「担当1人制度疾患」を拗らっております。一般的に、効果覿面である「DD」や「コンビ」というワクチンですが、一度でも私の体内に入ってしまうと、倍以上に膨れ上がる興奮に脳内キャパが臨界点を突破して脳味噌が融解するという、この界隈ではでは割と人口の少なくない、悲しい不治の病です。嵐では、一瞬にして山(大野櫻井のコンビ名)で遭難事故を起こましたが、担当を大野さんと決めるまでは、そこから「3か月」という期間を要していました。今思うと、あの期間は毎日が地獄のようだったことを、ぼんやりと覚えています。「魔王の大野さん」と「コンサート帝王の櫻井さん」がエブリディ走馬灯。魔王か帝王か魔王か帝王か魔王か帝王か魔王帝王魔王帝王あっ、あっあっ………………ゥゥウアアアアアアァァア殺してくれぇぇぇええええええええーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ーーーーーーーーーーーーーーー…………………………………………………………………………と言った感じで。今思うと、王族好き過ぎですね。私の前世がprincessだったのでしょうか。そのようなわけで、まあ、なんとか九死に一生を経て、郵便局に札を握りしめて駆け込んでいました。そう、大野智という名前を書いた振込用紙を持って。

 

今回は私の、おはようからおやすみまでの暮らしの全てを潰して、関ジャニのアイドル姿を見てきた中でも「これはこれは…(昇天)」となった視聴媒体や、全メンバーの「関ジャニを知る前と今との印象の違い」になります。

 

 

【横山】

ずっと外科医のようにメスメスと言っていて、本当にすみませんでした。現代社会の言葉でメスって「この世に現存していることを疑ってしまう美しさを兼ね備えた奇跡の男性という存在」の略語だと思って使っていました。ある界隈で常用される言葉ですが、私の思っていた意味とは違っていたようです。「メスってなんだかえっちだね」と指摘を受けて、猛省した次第であります。今まで一度もそういう目で見たことありませんし、これからもアガペーを貫くことを誓って、今までの誤解を解いておきたいと思います。心から「美しい」と思っていた想いが絡まり、くんずほぐれつでひねり出した言葉がメスという誤ったものだったのですよ。

 

・jukeboxのトランペットソロパート

モノクロの映像世界で、たった一人トランペットを掲げる彼と、響き渡るその音。天使のラッパが終末を告げると新約聖書で伝えられていますが、ジャニオタ教・関ジャニ宗派では、横山のトランペットが世界の終わりを告げるのでしょうね。全ての人間を萌やし尽くすのでしょう。毎回思いますけど、あの現場にいた横山担は全員召されたのではないでしょうか。というか、横山担います?生き残ってます?毎回コンサートで毎回お迎えが来ていませんか?命足りてます?コンサート毎に人口の減る横山担。しかし生まれ変わってもまた横山担になって戻って来るんでしょうね。終わらぬ輪廻、まさに∞。

 

関ジャニクロニクル 2016/01/02

「横山は美しいな…羽根が生えてるみたいだ…!(ラッパ吹き天使的な意味で)」って言っていますけど、関ジャニクロニクルの新年特番のドッヂボールでの横山。罰ゲームで長瀬くんと接吻をするときの、長瀬くんからの煽りを受けつつも、覚悟を決めた眼をしていたところからの、「練乳ついてる…」とターゲットロックオン、そして接吻…の流れは、もう数行前の自分には申し訳ないですが、控えめに言って、【eros(エロス)】のひと言でした。仕事とはいえ、仕事とはいえですけど、目から感情もろもろ溶け出してました。へえ…こんな顔テレビでするんだ…ってじっとりニヤニヤ見てました。練乳が出てしまった長瀬君の気持ちも死ぬほど分かります。なんと私も出ました。

 

・アダムとイヴMV

ぇぇぇぇぇええええあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛エッチじゃぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

メスじゃなくてラッパ吹き天使じゃなくて、「事務所公式のアダム」だったですかーーーーーーーーー!!!???????!なんですそれ聞いておりませんでしたよーーーーーーー!!!!!!あの顔で身体バッキバキに仕上がってて、まさかのアダムで、イヴと乱れ絡んでて、林檎齧ってて、一瞬たりともにこりとしないなんて全ての理想を詰め込んだ横山が、横山アダム裕が実在しておりました。私は起きながらにして夢を見ているのですか?取り乱すほどでした。今までひたすらに、そして一方的お医者さんごっこしていた横山がまさか、そんな…と。イヴの肋骨からアダムが作られたと聞きますから、もう一度だけ、この眼で、横山アダム裕見られるのなら、私の肋骨が全部骨折しても良いです。何なら手っ取り早く中国とかで臓器売っても良いです。手っ取り早く現金化。吸血鬼とか始末屋とかいろいろ美味しいことは分かっていましたがまさかアダムなんて。私も長いことオタクしてましたが、いやはやため息しか出ません。考えが浅はかだったと思い知らされました。沼というかもはや洪水でした。でも本当にアダムとイヴがこの先、コンサートで見られる未来があるなら「一緒に楽園追放されて」ってカンペうちわ持ちたくなりますね。花冠じゃなくて茨の冠被って。パセラ辺りで大倉担と、そういう生誕祭とかしたくなりました。

 

クルトンMV

そうだね、メスだね。

 

 

【やすす】

ガチ恋リア恋枠・やすす(安田担と話しているときの私の安田くんの呼び方はこうです)。どうしてガチリア勢なのでしょうなのでしょうか。それはですね、稀に見せるやすすの「かっこいいことを、かっこいいと自覚した上で、かっこいい姿を見せられるところ」です。何を言ってるか分からない?良いですか、恋ってこういうことですよ。

 

今までやすすのことは、事務所グループの中でも「失恋して泣きついたら一線踏み越えてでも優しく慰めてくれる勢」をかき集めた視聴者参加型相談バラエティ番組「トーキョーライブ22時」にて「寄り添う人」だという印象を強く持っていました。物理的にもバナナとの距離近過ぎですしねえ…?(強火)。あともう一度言いますが「失恋して泣きついたら一線踏み越えてでも優しく慰めてくれる人」です。いくら安田リアガチ勢だとはいえ願望じゃないですからね、印象ですからね。

 

でもコンサート見て、単体・ピンショットで抜かれている時のやすすはそうではありませんでした。「失恋して泣きついたら一線踏み越えてでも優しく慰めてくれる人」ではなく、「失恋して泣きついたら、『慰められたかったら俺のこと好きって言えるやろ?(足で壁ドン)』と笑いながら冗談のように発言するんだけれど、目が一切笑っていない人」でした。…もう一度言いますが、これは私の妄想を言ってるのではなく、最も他者に伝わりやすいように砕いた言い方をしたやすすの印象の話ですからね。直訳は、「本能的に地頭が良いというかキレるタイプで、求められていることを痛みを感じずにできる人なんだろう。」これです。

 

コンサートの中のやすすピンショットの中でも、カメラを認識しているやすすは、その場で最もファンがアイドルに求めていることをしています。バラエティでは、茶の間がタレントに求めていることをしています。ドラマでも、視聴者が役者に求めていることをしています。度を越えた域で。その度に人格が入れ替わったようなやすすにはもう恋をしないわけがありません。オフでの私服で黒マスクなんて、もう上記理論の裏付けじゃないでしょうか。さすが尼崎ヤンキー(安田担知人の受け売り)です。メロメロ。

 

でも記事書きながら、改めてトーキョーライブ見ましたけど、寄り添う人も確かな気がしてきました。ああ、やっぱりやすすが分かりません、この気持ちは何なのでしょう、恋の病確定ですね…

 

 

【亮ちゃん】

あれ、亮ちゃんいつの間にアニメ化してました?

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ずっっと誰かに似ているんだよなあー…と心にもやもやを抱きながら生きていたのですが、先日お風呂に浸っていた時、神が降りてきました。亮ちゃん、ディルムッドやんけ、と。そうです、ディル(アニメ画の人)の実写版なんです亮ちゃん。そっくりというか実写だと。たれ目で黒髪オールバックのイケメンが全部亮ちゃんに見えるんじゃないの?って思いますか。安心してください、見えてますよ。私の視力0.4くらいで3メートル先のテレビ見えてないですけど。もっと言うと、ガチで自担が出た時は5人並ばれるとどれだか分からなくて、テレビ1メートルくらいの距離に移動してから見ていますけど。

 

しかし、確かに私の濁った眼も、心ほどは濁っていません。近距離で見ていますが、それでもやはりクリソツだと思います。その上、亮ちゃんとディルの共通点が多いのです。「魅了の黒子」や「女性にモテすぎちゃって困る」とか、「忠誠心」とか、「顔」とか、「顔」とかですね。今に始まったことではないのですが、私だけ頭おかしいのかな?と思って、「錦戸 ディルムッド」で検索掛けたら、同じ病を罹っている人間がたくさんいて安心しました。ちなみに、ディルムッドくんを画像検索すると、槍で心臓を突き刺してて血涙流す画像がたっくさん出てきます。上司に恵まれなかったディルでした。亮ちゃんはメンバーに恵まれていて大変安心です。でも、ディルみたいな絶望的表情も絶対似合うと思うので(ラスフレ見てました)今後ディルが実写化するときは何卒よろしくお願い致します。でぃるむっどっきゅん。ああ、すっきりしました。

 

亮ちゃんを初めて認識したのはNEWSとの兼任時期です。グループどっちが大切なの?なんて散々バラエティでいじられていた頃でしょうか。当時は事務所内でもやんちゃ系な印象が強かったと思うのですが、それを引きずって見たほほえみデートは視聴後1時間くらい土下座寝スタイルで耽っておりました。10年という期間を走り続けた先がここに至る道になるのかと、正直、関ジャニの中で最も放心したメンバーです。というか亮ちゃんは未だに心の整理がついていません。もう少し時間をください。私が言えるのはこれだけです。今はただ、あの笑顔が愛しいと思います。

 

 

【大倉くん】

この人、実はすごい拗らせてます?

ギャップで振り切れそうになりました。関クロのドッヂボールしているの大倉くんが病的に好みです。もう株価急上昇のストップ高を叩き出しました。今までananに出てて(ananにはどうしても詳しくなってしまう女のサガ)、ドラマ班で、貴族のボンボンなのは知っていたんですが、まさかドッヂボールで「メンバー史上最強の性悪」を見せつけて来て、えっ、うそ、あっ、アパーーーーー…(恋に落ちる音)ってなりました。ドッヂボールで保身に徹した挙句、味方がいなくなって孤立無援の大倉くんのあの「世界全てが敵」みたいな顔が究極に愛しいです。そんな美味しいキャラ設定持っているなんて無敵最年少です。あと、このタイミングで畳みかけてきた「倉子」という存在。大倉くんは女の子がみんな倉子みたいな心をしていると思っているのでしょうか。まあ、その通りなんですけれどもねへへそれを演じられてしまうなんてもう。拗らせイケメンは希有なので国で保護すべきだと思います。あの性格設定を本人は良しとしていないようですが、私はあの姿がもっと見たいです。願わくば、クソヒモニート設定のドラマとかどうですか。綺麗な女優を集めて、いろいろな女に飼われる男に大倉くん。ミドル世代に向けて夜中放送したら一部の人たちの心を掴むどころか潰せます。

 

関ジャニ∞じゃなかったら、多分、1番好きでした。でも、関ジャニ∞じゃないとこんなに堕ちてないと思います。大倉くんの人権がなくなる国家の制度ができたら、その時はダントツの自担認定です。マイナンバーを教えたいジャニタレナンバーワン。各方面の皆様、今一度、人権について憲法を見直す時ではないでしょうか。

 

 

【まる】

私が神様だったら、まるちゃんの来世を天使にします。私の隣で永劫微笑み続けてほしいです。

 

 

【すばるくん】

「大勢に対しての応援歌でなく、たった一人への愛を歌うすばるくん」が、私の心を乱した最大の要因です。仮面舞踏会しかり(落ちたきっかけ)、sweet memorys(Mステは失神事案でした)しかり、sorry sorry love(関ジャニソングで最も聞いた回数が多い)しかり。まさか、あのすばるくんから「その言葉を聞けると思っていなかった」と。人を殴りそうな顔(出典:関クロ)ですけど、ああ、そんな甘い歌詞を歌うとき、そんな顔してくれるんだ、と思ってしまいました。私がアイドルに求めてしまうものを持っていたのです。それに気づいてしまってからはもう一瞬でした。

 

また、心を打ち抜いてくれたもう一つの原因は、jukeboxのOVERTUREです。歌すら始まってないですというツッコミはなしです。ここのすばるくんを、ずっと繰り返して見ていました。好きな映画でも2回目の視聴が苦痛になってしまう私なのですが、これについては苦痛なんて感じずに、ただただ真剣に繰り返し見てしまいました。

 

すばるくんからメンバーへのハグ。これが作品になると思った映像ディレクターもすごいけれど、それを作品にしたすばるくんが何よりすごいです。人は、アーティスティックな人間との接触によって、感覚神経を共有できる感覚に陥ります。まさに、その瞬間を見た気がしました。今回のコンサートスタートの起爆剤は間違いなくすばるくんです。そのすばるくんの天才的な、ずば抜けた感覚を全員に共有させる意味のハグ。テレビの前にいながらでも、それがこちらまで感じて、痺れるほどでした。たまにいるじゃないですか、他人に感覚神経をシンクロさせることができる人。それを世間はアーティスティックと言いますが、まさしくそちら側に属している人間だと思います。この映像を初めて見たとき、リアルで「あわわ」って声が出ました。あわわ。

 

いつか生歌聞いてみたいと思いました。この記事を読んで頂いた方の中には、すばるくんの生歌を聞いている方もいるかと思います。暇を持て余している神々がいたらぜひ教えてください。生歌どうでしたか。媒体通さずに聞く歌声には違いがありましたか。聞いたことのない人間にとって、生歌って、想像すら叶わない未知の領域なのです。どれだけ妄想を掻き立てても、決して本人の声帯から出る震えはどうにも頭の中に描けない。本当、ソロコンやっている時期にこんな思いを抱くなんて、生殺しとはこういうことを言うのでしょうね。

 

すばるくんと村上さん、どちらにも共通することですが、メディア露出ではありえない表情をアイドルの大舞台で見せるところ。私のスーパーウィークポイントです。そうですね、自担の自担たる所以もきっとここなのでしょう。その歌、その歌詞、その言葉に対して、その顔をしてくれることが嬉しくて、オタクは落ちるのだと再認識しました。そろそろ、語彙力も落ちるところまで落ちて、もう初恋も霞みかけてきています。いよいよ次回はこのシリーズも完結でしょうね。

 

今までご愛読ありがとうございました! 先生の次回作にご期待ください!

(泥沼に向かって満面の笑みで飛び込んでいく私の姿が見開きにて描かれています)